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信州安曇野で米農家をしているほそです。

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2011年01月13日

米&肥料工場

一年でおそらく一番寒い時期ですね・・。

寒い!足元から凍みてきそうです。

こんな日は熱燗で体を温めて^_^;


さて昨日は長野県の中信地域と東信地域の若手稲作グループの研修&交流会がありました。

研修会は2つの工場の見学です。


まずは安曇野市にある精米工場「マイパール長野」さんにお邪魔しました。
米&肥料工場
こちらの精米工場は、1日に約70トンの精米を行うそうです。

大きな精米機、選別機が並んでいました。


これが精米機です。うちのと能力差がありすぎです(--;)
米&肥料工場
3台並んでおり、米を3回精米機にかけて表面を磨くそうです。


これが主力製品の長野県コシヒカリ。
主に関西方面に出荷を行っているそうです。
米&肥料工場

平成22年産のお米は全国的に高温障害が出ていて品質が良くないそうです。
高温で登熟不足になり、白い米「シラタ」が多くて食味にも影響を及ぼしています。

しかし今年の長野県のお米は全国でトップクラスの品質とのこと。

長野県の一等米比率全国一位は伊達じゃない!

機器の大きさだけではなく、管理も行き届いていてさすがマイパール。
勉強になります。



お次は同じく安曇野市の肥料工場「アグリエール長野」さんです。
こちらでは主に単成分の肥料を混合して独自のブレンドを行えるB・B肥料という肥料を作っています。
米&肥料工場

B・B肥料のメリットとして、手軽に成分をブレンドしてオリジナルの肥料を作ることが出来るそうです。


これは原材料としての硫安です。チッソ成分の材料として混合肥料に入れます。
鉄鋼業から出る副産物で作られています。
米&肥料工場


こちらの機械にフレコン入りの材料を入れて・・
米&肥料工場


攪拌混合された肥料が計量され袋詰めされて出てきます。
1日に180トンの製造能力があるらしいです。
米&肥料工場


そして、肥料分析・土壌分析の研究室もありました。
こちらは血液検査の機械を土壌分析用にカスタムした機械だそうです。
米&肥料工場
肥料の成分確認を行い、土壌に足りない成分と不必要な成分を調べ適切な肥料設計を行えるようになっています。

うちも昨年は土壌診断をしていただき、リン酸・カリが多めで、マグネシウムが少々足りないという結果が出ました。
それにしたがって昨年は肥料体系・作付けを行うことが出来ました。
やはり分析は本当に大事ですね。


いやー、肥料の現場も勉強になりました(^^)

原料の硫安は国産らしいのですが、ほかの肥料のほとんどが輸入に頼っています。
食糧自給率40パーセントとは言いますが、肥料原材料まで含めた自給率はもっと低いですね。
輸入材料がなくなれば、日本農業が成り立たなくなるのは間違いありません。

そして日本の肥料需要は世界需要の1パーセント程度しかないそうです。
今一番需要があるのは中国・インドあたりらしいですね。
世界では食糧の争奪戦以前に肥料の争奪戦もおきているようです。

日本では世界的な需要増加で価格高騰のあおりをもろに受けています。
でも農産物は値下がり(><)
厳しいですね・・。


しかし、大型施設や製造ライン、専門機具の数々・・
やっぱり工場見学はワクワクします!














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Posted by ほそ at 22:17│Comments(0)農業
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