肥料と土作り

ほそ

2024年02月25日 18:26



もう雪は降らないと思っていましたが・・

安曇野は降りました(>_<)

田んぼも一面真っ白です。





もう暖かくなってきたというのに・・
重たい春の雪なのでべちょべちょです。

でもこれからは晴れれば暖かくなりますね。






2月ももうすぐ終わり、春は目の前です♪

















さて冬の間は農家は休んでいると思われがちですが・・
農作業がないわけではありません(-_-;)



毎年農業機械や施設、水路のメンテナンス等を行っていますが、他にも重要な作業も進めています。

シーズン前に行う有機肥料や堆肥、土作りです(`・ω・´)ゞ











まずは特別栽培米や無化学肥料栽培で使用する肥料として「有機ぼかし肥料」の作成です。




うちの有機ぼかし肥料は米糠と大豆屑、魚を乾燥させ粉砕させた魚粉、菜種油の絞り粕を混ぜて有用菌で発酵させて作っています。
特に米糠と大豆屑は、うちで精米時に出た米糠と大豆選別ではじかれた大豆屑を使用しているので、無駄なく作る事ができています。

毎年約10トン程度作成して春先に散布してお米の肥料に使います。















酒蔵からは酒粕をいただいていますが、その酒粕を使って堆肥を作成しています♪


こちらはもみ殻やワラ、米糠と一緒に攪拌して堆肥作成に使用します。
酒粕は酵母の力もあり堆肥の発酵資材としてとても優秀なものです。

堆肥は土壌微生物を活性化し、物理性や微量要素の補給にも重要な役割を果たします。




約2年かけて堆肥を作り、田んぼや畑に散布しています(*´ω`*)
















また牡蠣専門のお店から牡蠣殻をいただいているので、こちらを粉砕して田んぼに入れています。


牡蠣殻はマグネシウムや亜鉛などミネラルが豊富で、土壌に必要な石灰分も多く含んでいます。
土壌改良には最適です♪












うちでは無駄なく自然の有機物を使用して土に還すことを心掛けています。
何百年も前から水田で稲作をおこなっていて、それを先人から受け継いで今の農業があります。
今後も続いていけるような栽培方法で作りたいと思い、環境負荷の少ない循環型の農業を目指しています。

化学肥料は便利で扱いやすく収穫量もコントロールしやすいので使わざるを得ないところもありますが、なるべく土と環境にやさしい農業を心掛けて持続可能な栽培を進めたいですね。










自分のお腹の脂肪のコントロールも目指していますが・・
制御できない(; ・`д・´)








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